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2歳の男の子が行方不明!勝手口からどこへ?発見への手がかりは?現在の状況などまとめ

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8月22日時点午後10時現在、1人の男の子が未だ見つからず、行方不明になっています。

まだ2歳の男の子はなぜ行方不明になったのか?事件の経緯や現在の状況など詳しくまとめました。

勝手口から自力で外にでた2歳の男の子はどこへ行ったのか?経緯や現時点の情報まとめ

ぬいぐるみと一緒に呆ける男の子富山県高岡市で、現在2歳の男の子の行方がわからなくなり、今も捜索活動が続いています。

男の子はなぜ姿を消してしまったのか?勝手口からどこへ向かったのか?一緒にみていきましょう。

事件の経緯

2022年8月20日夜、一人の男の子の行方がわからなくなりました。

名前は、髙嶋怜音(たかしま れおん)ちゃん。2歳の男の子です。

 

その日、怜音ちゃんは母と姉と一緒にお風呂にはいっていました。入浴後、2階で姉が母にドライヤーで髪を乾かしてもらっている間は待期…しているはずが、一人1階へ。

勝手口のカギを開け、一人で外へ出ていってしまったと推測されています。午後6時40分頃の出来事でした。

 

怜音ちゃんがいないことに気づいた家族は、午後6時45分頃に110番通報。警察はすぐに捜索を開始しましたが、22日午後22時現在、未だ発見されていません。

富山県高岡市ってどんなところ?

事件が起きた富山県高岡市は、富山県北西部にある人口163,661人(2022年7月1日時点)の街です。

西に山間、北に海、東は川と大変自然豊かで、市内には庄川と小矢部川から出る支流を含め10数本の河川が流れています。

北の富山湾にある日本の渚百選の1つ「雨晴(あまはらし)海岸」で望む立山連峰は絶景です。

 

高岡銅器・漆器など伝統工芸品や、アルミ・鉄鋼などの近代工業が集まるものづくりの街としても有名ですね。

事件は、市内西部にある高岡市立野で起きています。赤祖父川や用水路が流れ、開けた田畑が多くを占める区画です。

事件発生から現在までの状況

怜音ちゃんはなぜ一人で外にでてしまったのでしょうか。

怜音ちゃんのご家族によると、

  • 最近勝手口のドアを自力で開けられるようになっていた
  • 当時勝手口のドアは半開きになっていた
  • 比較的好奇心旺盛・物怖じしない子である

とのことで、外への好奇心から出てしまったのでは?と推測されています。

怜音ちゃんの身長はおよそ80cm。2歳ともなれば力もありますから、手さえ届けばカギを開けること自体は容易いでしょう。

 

また、20日の17時前~23時頃まで、高岡市では大雨警報が出ていました。しかし、立野に近い氷見市・砺波市の当時18時頃の天気は曇り。

直前の17時まで降っていた雨はおおよそ抜け、降っていたとしても小雨程度だったのでしょう。それなら、2歳の子どもが問題なく外で歩けたのにも不思議はありません。

 

20日に警察犬も出動し、西高岡駅近くの自宅から500m離れた福田神社まで歩いて行った可能性があることが判明しています。

しかし、雨の影響で足跡を最後まで辿ることは難しいそうです。

翌日21日は警察・消防・地元住民が近隣を、翌々日22日には用水路や赤祖父川の下流付近まで範囲を広げて捜索が開始されました。

当日の大雨により近くの用水路は増水、流れが早かったそうで、怜音ちゃんが川に足をとられた可能性も考慮してのことでしょう。

消防防砂ヘリやドローン・船舶も出動し、今も賢明な捜索活動が続けられています。

 

行方不明時の怜音ちゃんの情報は、こちらです。

  • 身長80cm前後
  • 中肉で丸顔
  • 短い黒髪
  • 半袖半ズボンの水色パジャマ
  • 裸足(のはず)

怜音ちゃんに関する情報がある人は、以下の連絡先または最寄りの交番へ連絡をお願いします。

高岡警察署

TEL:0766-23-0110

行方不明の子どもが数日後に無事発見される事例はけして珍しくない

怜音ちゃんがいなくなってから45時間以上が経過し、一刻も早い発見が望まれています。

日を重ねるごとに不安や絶望感はつのりますが、実は数日間行方不明になった子どもが無事発見された事例は過去に何度かありました。

北海道で不明の7歳男児、無事に発見

北海道警などは3日午前、行方不明になっていた7歳児とみられる男児を発見したと発表した。5月28日から北海道七飯(ななえ)町の山中で行方不明になっていた北海道北斗市の小学2年、田野岡大和君(7歳)と両親が確認した。自ら「大和です」と名乗り、目立ったけがはないという。

複数報道によると3日午前7時50分ごろ、北海道鹿部町本別の陸上自衛隊駒ケ岳演習場内で、自衛隊員が男児を発見した。行方不明になった場所から約4キロ離れた隊員用宿舎にいた大和君は、元気そうな様子で名前を名乗った。空腹だと言い、自衛隊員が渡した水を飲み、おにぎりを食べた。健康状態確認のため、函館市内の病院に搬送された。

大和君は、ひとりで山の中を歩き28日夜には宿舎にたどりついていたと話しているという。

【引用元】北海道で不明の7歳男児、無事に発見 – BBCニュース

不明の2歳児、山中で保護 捜索ボランティア発見 山口

山口県周防(すおう)大島町で行方不明になっていた藤本理稀(よしき)ちゃん(2)=同県防府市=が15日午前6時半ごろ、同町の山中でボランティアで捜索していた男性に発見、保護された。行方不明になってから68時間が経過していたが、脱水症状はあるものの健康状態はおおむね良好という。

【引用元】不明の2歳児、山中で保護 捜索ボランティア発見 山口:朝日新聞デジタル

今回の事件も、無事に発見されて元気に家族の元へ帰ってくることを心から願っています。

今回の事件への声や意見

わずか2歳の子どもが行方不明になった今回の事件について、怜音ちゃんを心配する声が続々と上がっています。

心配の声と同時に見られたのが「ご両親を責めてはいけない」という声。

当時怜音ちゃんのお母さんは姉弟の子ども2人をワンオペで見ており、目を離したのも髪を乾かしていたわずか数分のみ。

誰かの髪を乾かしながら、他の誰かの面倒を完璧にみるなんて常識的に考えて無理ですよね。それに、怜音ちゃんの安否を誰よりも心配しているのもご家族なはず。

心無い言葉を発信する人なんていない、と信じたいものです。

子どもの命を守るために大人ができるドア対策

複雑なカギがついたドア今回の事件で、怜音ちゃんは「自力で勝手口のカギを開けて出ていった」と見られています。

まだ自分の命を自分で守ることが難しい年齢の子どもを、このような状況から守るために私たち大人ができることはなんでしょうか。

 

そもそも、2歳の子どもにカギのかかった扉を開けることは可能なのか?

2歳の男の子の平均身長は85.4cm。多くの2歳の子どもは自力歩行し、自分の意思で力強く物をつかめるようになっています。

一般的なドアノブの高さが90~100cmなことから、この年齢になると簡単にカギもドアも余裕で開けられてしまうんですね。

好奇心旺盛な子どもであれば、普段の親の動作を見て覚えてやってみることも多いでしょう。その視線をかいくぐって出入口を利用するのは、ちょっと現実的ではないですよね。

 

自力で開けられるなら、事の危険性をきちんと説明して守らせることは可能なのか?

好奇心旺盛で自我が最高に働く2歳の子どもに、言って聞かせるのはまず無理です。どれだけ親がとつとつと懇切丁寧に危険性を伝えても、まず内容を理解しきれないでしょう。

それに、人間「ダメ」と言われるとやりたくなるもの。状況が悪化することも考えられます。

 

身体的成長は十分、言葉で説明しても守れる年齢とは言えない相手に対し、事前に大人ができるドア対策はなんでしょうか。

調べたところ、次の2つの方法が効果的なようです。

  1. 子どもの手が届かない高さに補助錠をつける
  2. 危険性を理解できる年齢になるまで出入口を完全にふさぐ

補助錠とは、最初からあるカギとは別に、ドアへ設置するカギのこと。

1つのドアに2つのカギをつけることを「1ドア2ロック」とよび、防犯性の向上から国土交通省からも推奨しています。

住戸の玄関扉の錠は、ピッキングが困難な構造のシリンダーを有するもので、面付箱錠、彫込箱錠等破壊が困難な構造のものとする。また、主錠の他に、補助錠を設置することが望ましい。

【引用元】防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針 国土交通省HPより

防犯性を高めるために使用される補助錠は大人しか届かない高さに設置することで、子どもやペットの脱走対策にも活用できます。

最近の補助錠はドアに穴を開けて設置するタイプのほか、粘着タイプやドアにはさむタイプもあるので、賃貸でもできそうですね。

賃貸物件に補助錠を設置する場合は、どのタイプであれ必ず大家さん(または管理会社)へ許可をとってから行いましょう。

どうしても補助錠をつけられない事情がある!お金をかけずに対策したい!

そんな人は、子どもが危険性を理解し、守ることができる年齢になるまでふさいでしまうのも1つの手です。

ドアまでの道を段ボール箱でふさいだり、ドアの外側に倉庫をおいて物理的に開かないようにするなど…。

日常で頻繁に使うメインのドアは無理ですが、勝手口などなくても生活できるドアならできそうですね。

 

どちらの方法も、子どもの不用意な脱出を防ぐために有効でしょう。思わぬ事故や事件をふせぐためにも、何事もない今のうちに対策をうっておきたいところです。

まとめ

どこかを見つめる男の子2歳の目には、勝手口の向こうにどんな景色が見えていたのでしょうか。一分一秒でも早く、元気な姿で発見されることを願うばかりです。

追記

2022年9月5日、富山県警は氷見漁港沖で発見した遺体を高嶋怜音ちゃん(2)と特定したことを発表しました。

広大な海で発見できたことは奇跡に近いのかもしれませんが、元気な姿で戻れなかったことが本当に残念です。ご冥福をお祈りいたします。